「家は、いまの年齢に一〇歳を加えて考えろ」といわれます。家族の年齢構成は住宅を建てたときのままではありませんから、将来の家族構成の変化に備えて、一〇年後、二〇年後、三〇年後にそれぞれどんな改装をするのかという将来計画を持っていることが必要です。つまり、家のプランを考えるとき、現在の暮らしだけでなく、将来のライフステージや家族構成の変化に対応できるよう、リフォームのしやすい工夫をしておくことが大切なのです。たとえば、この壁をとって、もっと広い部屋にしようなどと考えても、屋根などの重みを支えている壁をあとからとり払うことは、構造上の問題が出てきてむずかしくなります。そうなれば、大がかりな改築、あるいは建て替えということが余儀なくされてしまうのです。住宅は建築当初からリフォームしやすい、加齢対応型可変設計(ライフステージの変化に合わせて間取りを自由に変えられるようにしておく設計)を行ない、バリアフリー、二重張り床(床構造を下地と仕上げの二重構造にしておき、仕上げ材は簡単に張り替えられるようにする)などを採用して、いつの時代にも快適に住まうことができるプランの可変性を考えておくことが必要です。
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