インターネット住まいのガイド

戦争経験者にとって2DK空間の設備はハイレベルのものだった

2011.11.19

教室では、団地生活があこがれの的であったことが信じられない、という声が聞かれた。住宅不足であったということは、一つの家に数家族の同居や、戦後も続いた防空壕生活、あるいはバス住宅、電車住宅といった仮住まい生活が続いたということである。それと比較すれば2DKは狭いながらも家族ごとの独立空間であった。空襲と火災の恐怖の記憶が強く残っていた時代である。木造住宅が趣味や贅沢となった現代とは違って、コンクリートの不燃性が高く評価されていた。

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それに、2DK空間にセットされた装備の工夫は一つ一つが並大抵のものではない。ステンレス流し、ホーローの浴槽、吊り戸棚、スチールサッシ、水洗式の男女共用便器、エレベーター、シリンダー錠など、それまでの住宅にはなかった機能性の高い装置が次々と実現していったのであった。