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非造作化の重要性

2011.10.21

造作は雑作ともいい、日本の在来工法から出た大工工事の分類に使われる独特の概念である。柱梁式の真壁和風構造において、刻んで、上棟し、野地や荒床を張ると躯体工事は終わりで、後は造作となる。すなわち、敷居・鴨居・寄せ・長押・回り縁・天井・押入れ・床の間・戸袋などの木工事を造作と呼んでいる。在来工法でも大壁の洋風だと、無目までが躯体工事で窓台・沓摺り・枠・額縁・幅木など、他に作り付けの家具・戸棚・棚等が造作に加わる。

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それゆえ、結果としてみると、造作とは躯体に取り付く仕上げ回りの本工事であることがわかる。真壁の和風だと、躯体の柱も仕上げを兼ねていて、その仕上げ柱に敷居・鴨居がつき、それが同時に建具の枠や額縁を兼ねるので、どうしてもこれらを現場工事にしなくてはならないのである。ところが、これが洋風の大壁式の場合だと、枠と額縁をあっさりと部品化して工場生産化し、現場ではミスの出ようがない簡単な取付工事のみ行えば済むシステムに置き換えてしまうことができるのである。