本来の家相は四柱推命の易から発したものですから、いっそう複雑です。方位だけでなく、家主の生年月日や干支までからんできます。いちいちそんなことまで考えていたら、とてもではありませんがいまの時代、狭い土地で良相の家など建てられません。また、家主のことだけ考えて妻の生年月日を考えずに家を建て、たとえば妻に障りがあったとしたら、それこそ家主である夫の不幸というものです。建て主のなかには、まれに「すべて家相に従ってほしい」と希望する方もいます。
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しかし、私自身が厳選した「家相盤」で考慮する要素だけでも一〇項目。そして鬼門は二つ存在するわけだから、両方合わせて二〇のタブーがあるのです。限られた敷地のなかで完璧な家相を求めるのは不可能です。家相と現実の折り合いをつけようと思うなら、「最低限、家相のここまでは押さえておこう。だけど、ここから先はできればでいい」という割り切りが必要です。では、その一線はどこに引けばいいのでしょう。自然条件や環境の面から言えば、何をおいても、風です。日本の気候は高温多湿ですから、風通しのよいことはいい家の第一条件です。しかし、真冬に吹く北東の冷たい風と、真夏の午後に吹く南西の湿った熱風。これらは日々の住み心地にも家の耐久性にも関係してきますから、できるだけ避けなければなりません。
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